Yemen Mocha Coffee

コーヒー豆の種類を大きく分けるとアラビカとロブスター種に分類される。ロブスターは低地で害虫にも強いがアラビカに味が劣り缶コーヒーや業務用コーヒーとして利用され、品質の良いアラビカ種がレギュラーコーヒー強いてはスペシャリティーコーヒーとして栽培されている。アラビカとはアラブのという意味でありそれはアラブの国でコーヒー栽培が行われるイエメンが由来である。

Mocha

モカとはその昔イエメンで栽培されたコーヒー生豆をヨーロッパへ積み出した港の名前であることは意外と知られていない。イエメンにある港 モカ港に由来し今では寂れた漁村から石油コンビナートの基地港として生まれ変わろうとしている。

 

コーヒールンバという”昔アラブのお坊さんが”で始まる歌があるそのアラブはイエメンであることはいうまでもない。

 

イエメンモカコーヒーを紹介することがいつしかライフワークとなりコーヒーと関わる事になった。

Trails

2010年私は久しぶりにイエメンに渡った。初めてのイエメンは1996年アムステルダム経由だった。最近ではエミレーツ、カタール航空と産油国の航空会社がイエメンに直行便を持ち便利になったものだ。インドのムンバイからイエメン航空で向かった経験もあるが2度とゴメンだ!

Places

アラビア半島の南端イエメンの首都サヌアは標高2000メートル級の場所にありコーヒーの産地バニーマタリも2300メートルと言われている。乾いた大地に大雨が降りワジと呼ばれる岩の間を水が流れコーヒーの段々畑がベリー系のコーヒーを生む

People

イエメンでは小規模農家によりコーヒーが栽培されている。その農家のコーヒーを一手に買い受け輸出するAl-Hamdaniはオスマントルコがイエメンを制服していた時代から続く輸出業者である。産地毎のコーヒーを揃えイエメンのトレサビリティーを守る唯一の業者であった